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SOLD OUT
重宗玉緒オリジナルデザインのポリエステル名古屋帯です。
「Bomb」という絵画の、マスクをつけた石膏像がお太鼓に大きく配置されています。
石膏像の下には生き生きした果物と、白黒の市松模様。
黒無地とぼかし、白黒の市松模様の対比が鮮やかで美しい帯です。
「Bomb」は、「Vanitas」という静物画の対になる絵として描いたものです。
「Vanitas」は、16世紀から17世紀にかけてヨーロッパ北部で特に多く描かれた「人生の空しさの寓意」を表す静物画のジャンルの一つ。
豊かさなどを意味するさまざまな静物の中に、人間の死すべき定めの隠喩である頭蓋骨や、あるいは時計やパイプや腐ってゆく果物などを置き、観る者に対して虚栄のはかなさを喚起する意図をもっています。
狩猟の獲物などが描かれる場合もあります。
それをアレンジして、コロナ渦で外出が出来なかった時にアトリエにある重宗玉緒所蔵コレクションだけでモチーフを組んで描いた静物画です。
頭蓋骨の代わりはメキシコの骸骨婦人カトリーナ。
朽ちていく果物の代わりに作り物のピカピカの果物。
時間を経ても表情の変わらない人形。
狩猟の獲物の代わりに白鳥の縫いぐるみ・・・・・。
「Vanitas」は内省的な気持ちで描いた絵だったので、「Bomb」はそれを打ち壊して、新しい世界へ飛び出して移行するようなイメージで描きました。
お太鼓の裏面には黒い空に浮かび上がる雲に、マリア像とステンドグラス、小さく光る星。
たれの柄も含めて、一枚の絵画のよう。
お太鼓を作るときに帯をくるりと裏返して締めれば、こちらを表面に出して締めることも出来ます。
前帯は、先に胴に巻いてお太鼓を作る締め方だと「Bomb」柄。
お太鼓を背負ってから前帯を巻く締め方にすれば雲とマリア柄も前帯部分に出すことができるようの柄を配置しています。
#背負ってから巻く帯結び で検索してみてください♪
そして帯を締めたときに斜め後ろから見える手先にも柄を施しています。
ワンポイントで柄が配置されているので、ちらりと見えたときにもおしゃれなポイントに。
1本で何通りも楽しめる、遊び心たっぷりな帯です。
下絵、デザイン、色・素材選び、すべてオリジナルで制作しています。
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仕立て代込みの価格です。(着物やそのほかの小物はつきません)
帯の種類:名古屋帯
帯地:ポリエステル100%